マキシラリア(その他表記)Maxillaria

改訂新版 世界大百科事典 「マキシラリア」の意味・わかりやすい解説

マキシラリア
Maxillaria

ラン科マキシラリア属Maxillaria常緑の温室性洋ランである。着生ランで,フロリダからブラジル,アルゼンチンにかけての熱帯アメリカに分布し,約250種がある。茎(バルブ)はやや丸型で,その頂部に革質の固い葉を1~2枚つけ,バルブの基部から出る短い花茎に1個の花を頂生する。日本では春から初夏にかけて開花する。花色は淡黄や濃茶色。花径は3~5cm。マキシラリア・テヌイフォリアM.tenuifolia Lindl.やマキシラリア・ポルフィロステレM.porphyrostele Reichb.f.などが日本で栽培され,また原種も導入されている。属名の語源はあごmaxillaで,蕊柱(ずいちゆう)と唇弁の形が昆虫のあごに似ているところからついた。リカステ属に近縁で同属とされることがあり,属間交配でマキシラカステMaxillacasteが作出されている。種間交配も少し行われているが,原種そのものを栽培することが多い。

 生長期は春から秋の中ごろまでで,この間には半日陰のところに置き,水,肥料を多用して株を太らせる。越冬は7℃以上必要で,春に株分けで繁殖させる。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 江尻 光一

新暦の 4月後半から 5月の,梅雨前に日本列島が大きな移動性高気圧に覆われたときの晴天。発現期間は短い。もともとは旧暦 5月が梅雨にあたることから,梅雨の晴れ間の意味で,梅雨晴れ(つゆばれ)とも呼ばれ...

五月晴れの用語解説を読む