最新 地学事典 「マグマ混合」の解説
マグマこんごう
マグマ混合
magma mixing
組成の異なる2種類のマグマが混合する現象。マグマミキシングとも。特に,安山岩の有力な成因として1970年代後半から再び注目され,マグマの粘性が異なっても混合することが実験的に確かめられた。苦鉄質包有物を含む溶岩・深成岩や縞状軽石は混合が不完全で,その中間過程で固化したものであるが,肉眼的に均質に見える火山岩でも,斑晶の逆累帯構造や斑晶コアのバイモーダルな組成分布,かんらん石と石英斑晶の共存にみられる非平衡な斑晶組合せ等,混合の証拠が主に斑晶に記録される。噴火直前の火道内での混合やマグマだまりでの多段階混合が普遍的に起こっていると考えられる。参考文献:M.Sakuyama(1979) J. Volcanol. Geotherm. Res.,Vol.5
執筆者:和田 恵治
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

