まする(読み)マスル

デジタル大辞泉 「まする」の意味・読み・例文・類語

まする

丁寧の助動詞「ます」の古い終止・連体形。「振り返ってみまするに、数々の山を乗り越えてまいりました」
其奴そやつを逃しまするなと声かけられておどろく藤兵衛」〈人・梅児誉美・四〉
[補説]現代語では、仮定形「ますれ」とともにその使用は限られ、形式ばった堅苦しい表現に用いられるだけである。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「まする」の意味・読み・例文・類語

まする

  1. 〘 助動詞 〙 「まらする」「まいする」から「ます」に変化する中間の形。現代語では、仮定形「ますれ」とともに、改まった、文語的ないい方として、終止形・連体形に用いることがある。
    1. [初出の実例]「国本を出まするからは」(出典:虎明本狂言・鼻取相撲(室町末‐近世初))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

一度利用した製品を捨てずにそのまま再使用すること。ごみの削減に重要だとされる「3R」の一つで、衣類・服飾品や家電などさまざまな品目が取り扱われている。リユース商品の専門店やイベント、フリーマーケット...

リユースの用語解説を読む