かてい‐けい【仮定形】
〘名〙 文法用語。
活用形の一つ。
口語の
用言、
助動詞の語尾変化の第五段。形容動詞または若干の助動詞を除いては、文中単独で用いられず、
接続助詞「ば」を添えて、まだ成立しない条件を
仮定し、または条件の成り立つものと仮定する形。「読めば」「美しければ」「静か
なら」「行っ
たら」の「読め」「美しけれ」「静かなら」「たら」の類。
文語の
已然形から転じて成立したもの。この機能は文語では未然形が果たす。〔日本口語法(1906)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
デジタル大辞泉
「仮定形」の意味・読み・例文・類語
かてい‐けい【仮定形】
口語の活用形の一。用言、助動詞の第五活用形。接続助詞「ば」を伴って順接仮定の条件を示す。「行けば」「書けば」などの「行け」「書け」の類。文語の已然形が、その機能を変えて、主として仮定表現に用いられるようになったところからついた名称。文語では、この働きは未然形が有する。
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