ませなんだ(読み)マセナンダ

精選版 日本国語大辞典 「ませなんだ」の意味・読み・例文・類語

ませ‐・なんだ

  1. ( 丁寧の助動詞「ます」の未然形に過去の打消を表わす助動詞「なんだ」の付いたもの ) 過去の事態に関する打消を丁寧に表わす。…ませんでした。ましなんだ。
    1. [初出の実例]「某はききませなんだが、そなたの名は何と申ぞ」(出典:虎明本狂言・腹不立(室町末‐近世初))
    2. 「ヲヤお出なさいまし、さっぱりぞんじませなんだ」(出典:人情本・春色辰巳園(1833‐35)四)

ませなんだの語誌

幕末には「ませんかった」「ませんだった」「ませんでした」などの形も生まれ、結局「です」を用いた「ませんでした」が一般化したことで「ませなんだ」は衰退した。→「ます」の語誌

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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