デジタル大辞泉 「マゼランクロス」の意味・読み・例文・類語 マゼラン‐クロス(Magellan's Cross) フィリピン中央部、セブ島の都市セブにある木製の十字架。1521年、マゼランのフィリピン初上陸に際して作られたもの。この地の有力者だったフマボン王とファナ王女、および400人の臣下がフィリピンで最初に洗礼を受けた場所に置かれ、1984年に八角形の堂が建てられた。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
世界の観光地名がわかる事典 「マゼランクロス」の解説 マゼランクロス【マゼランクロス】Magellan's Cross フィリピン中部のセブ島(Cebu Island)の、中心都市セブの市街にある、巨大な木製の十字架。1521年に、フマボン王とファナ女王と400人の臣下がフィリピン人初のキリスト教徒として洗礼を受けたことで、マゼランが建立したといわれる。◇マゼランクロスは、サントニーニョ教会(Santo Nino Curch)の隣にある八角形の建物の中にある。この建物は、マゼランクロスを保護するために、1834年に建てられた。堂の天井には十字架制作時の様子が色鮮やかに描かれている。いつしか、この十字架を削りとって飲むと万病に効くといわれるようになり、十字架は少しずつ削り取られていった。現在は全壊を防ぐため、十字架は木のカバーで覆われている。 出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報