マタチッチロヴロ・フォン(その他表記)Matačić Lovro von

20世紀日本人名事典 の解説

マタチッチ ロヴロ・フォン
Matačić Lovro von

07の指揮者



国籍
ユーゴスラビア

生年
1899年2月14日

没年
1985年1月4日

出生地
クロアチア・シサク

学歴〔年〕
ウィーン音楽院卒

経歴
幼時にウィーンに移り、ウィーン少年合唱団に属した後、ウィーン音楽院で学ぶ。1916年ケルン歌劇場で指揮者としてデビュー後、主として母国で活躍。’38年以降ザグレブとベオグラード歌劇場の音楽監督を務めた。第2次大戦後はウィーン、ドレスデンフランクフルトモンテカルロの各国立歌劇場の常任や音楽総監督を歴任し、欧州各地で演奏活動。その指揮ぶりはスケールが大きく、特にブルックナーの交響曲演奏は絶品とされた。日本にも再三訪れ、NHK交響楽団客演、’67年には同楽団の名誉指揮者となった。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

関連語 学歴

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android