20世紀西洋人名事典 「マックスサイラー」の解説
マックス サイラー
Max Theiler
1899.1.30 - 1972.8.11
南アフリカの微生物学者,医学者。
元・エール大学教授。
プレトリア生まれ。
父アーノルドは著名な獣医学者で、ケープタウン大学卒業後英国に留学、セント・トマス病院、ロンドン熱帯医学校で学ぶ。後、アメリカに渡り、ハーバード大学医学部を経て、1930年ロックフェラー財団国際保険部に移り、’50年には同ウィルス研究部長となる。その後、’64年エール大学流行病学、微生物の教授に任命され、’67年まで務めた。この間、黄熱病ワクチン17-Dの開発など黄熱ウィルス研究に貢献し、’51年ノーベル生理学賞を受賞した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報