20世紀西洋人名事典 「マックスビアボーム」の解説
マックス ビアボーム
Max Beerbohm
1872.8.24 - 1956.5.20
英国のエッセイスト,批評家,風刺画家。
オックスフォード大学在学中から「イエロー・ブック」誌に寄稿、痛烈な戯文、風刺画で認められた。1898年G.B.ショーの後任で「サタデー・レビュー」の演劇批評を担当し、知友の文学的肖像という散文ジャンルを確立。戯曲集「詩人の一隅」(1904年)、風刺画「ロゼッティと周囲の人々」(’22年)、パロディ集「クリスマスの花輪」(’12年)等がある。小説「ズレイカ・ドブスン」は美女がオックスフォード大学の学生の生活を揺るがすという風刺幻想的作品である。’39年にサーの称号を与えられた。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報