マッシャーブルム山(その他表記)Masherbrum

改訂新版 世界大百科事典 「マッシャーブルム山」の意味・わかりやすい解説

マッシャーブルム[山]
Masherbrum

カラコルム山脈中央やや南寄りを東西に連なるマッシャーブルム山脈の主峰で,標高7821m。バルトロ氷河南側にそびえる顕著な山容は1856年初めてバルトロ氷河に入ったアドルフ・シュラーギントワイト以来多くの探検家注意を引いてきた。登攀は南のフーシェ川源流をなすマッシャーブルム氷河から試みられ,1938年,55年,57年の3回の失敗のあと,60年7月6日アメリカ・パキスタン合同登山隊が初登頂に成功した。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

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