マハーナディ川(読み)マハーナディがわ(その他表記)Mahānadi

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マハーナディ川」の意味・わかりやすい解説

マハーナディ川
マハーナディがわ
Mahānadi

インド東部を流れる川。全長約 896km。マディヤプラデーシュ州南東部のイースタンガーツ山脈に源を発し,チャティスガル盆地を北東流,東流してオリッサ州に入り,イースタンガーツ山脈の北端部を峡谷をうがって横切り,海岸平野に出る。カタックからは多数の分流となり,広い三角州を形成してベンガル湾に注ぐ。インドで最もよく開発された河川の一つで,中流のサンバルプル北西には世界最大級のアース式のヒラクドダムがあり,発電のほかチャティスガル盆地や三角州一帯の灌漑に利用されている。古くから水運にも利用されたが,19世紀にカルカッタ-ナーグプル間に鉄道が建設されてからは,その重要性は失われた。

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