20世紀西洋人名事典 「マリアグリーペ」の解説
マリア グリーペ
Maria Gripe
1923 -
スウェーデンの児童文学作家。
ストックホルム郊外生まれ。
1954年から作品を書き始め、’61年6歳の少女の内面を描いた「小さなジョセフィン」で注目を浴びるようになる。ヒューゴとジョセフィーンの3部作である「森の少女ローエラ」(’63年)や「夜のパパ」(’68年)、エルビスのシリーズ(’72〜79年)のような現代物が多いが、北欧神話をベースに郷土色と神秘性で色合いをつけた「忘れ川をこえた子どもたち」(’64年)や、中世北欧が舞台の「鳴り響く鐘の時代に」(’65年)のような作品もある。’74年国際アンデルセン賞受賞。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報