現代外国人名録2016 「マリンオールソップ」の解説
マリン オールソップ
Marin Alsop
- 職業・肩書
- 指揮者 ボルティモア交響楽団音楽監督
- 国籍
- 米国
- 生年月日
- 1956年10月16日
- 出生地
- ニューヨーク市
- 学歴
- エール大学,ジュリアード音楽学校修士課程修了
- 経歴
- 両親ともにニューヨーク・シティ・バレエ管弦楽団員で、父は元コンサートマスター、母はチェロ奏者。2歳でピアノ、6歳でバイオリンを習い、9歳の時にレナード・バーンスタインのコンサートに行き、指揮者を志す。米国のタングルウッド音楽祭でバーンスタイン、小沢征爾にも教えを受けた。1990年札幌で開催されたPMFに参加し、PMFオーケストラを指揮した。’93年〜2005年コロラド交響楽団音楽監督、2002〜2008年ボーンマス交響楽団首席指揮者(現在は名誉指揮者)を経て、2007年ボルティモア交響楽団音楽監督に就任、女性で初めて米国メジャーの楽団の指揮者となった。世界の一流オーケストラへの客演も多く、ロンドン交響楽団とロンドン・フィルハーモニー管弦楽団の両楽団に毎シーズン登場する数少ない指揮者の一人として知られる。録音作品では、ロンドン・フィルとのブラームスの交響曲全集、ボーンマス交響楽団とのバルトーク、バーンスタイン、ヴァイルの作品集、また米国人作曲家を取り上げた一連の作品はいずれも高い評価を得る。2008年ボルティモア交響楽団とドヴォルザークの交響曲全集のレコーディング・プロジェクトをスタートさせ、交響曲第9番「新世界から」は発売と同時に世界的なベストセラーとなる。2010年読売日本交響楽団との初共演で来日。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報