マルガリタ島(読み)マルガリタとう(その他表記)Isla de Margarita

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マルガリタ島」の意味・わかりやすい解説

マルガリタ島
マルガリタとう
Isla de Margarita

ベネズエラ北東部,アラヤ半島沖合い約 20kmのカリブ海にある島。地峡で結ばれた2つの島から成り,面積 1072km2。周辺の約 70の小島とともにヌエバエスパルタ州を構成,州人口の大半がこの島に住む。 1498年コロンブスに「発見」され,16世紀以降真珠採取の中心地となり,「真珠の島」を意味する島名もこれに由来。現在は真珠貝激減によって真珠採取は衰えたが,漁業が盛んで,漁船建造所がある。また近年観光業が発展,首都カラカスの市民の週末保養地となっており,空路,フェリーによる本土との連絡も密。東岸近くに州都ラアスンシオンがあるが,最大の町はその南にあるポルラマル

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排他的経済水域

略称 EEZ。沿岸国が水産資源や海底鉱物資源などについて排他的管轄権を行使しうる水域。領海を越えてこれに接続する区域で,領海基線から 200カイリの範囲をいう。沿岸国は,水中ならびに海底と地下の天然資...

排他的経済水域の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android