20世紀西洋人名事典 「マルコプラーガ」の解説
マルコ プラーガ
Marco Praga
1862 - 1929
イタリアの劇作家,小説家,批評家。
エミリオ・プラーガの息子に生まれ、慈善事業の事務局に勤務後、劇作家となる。父のボヘミアン風の文学観には反対の立場をとり、ブルジョワ社会の欺瞞を悲観主義視点からリアルに描いた作品を発表して成功を収める。主な作品には「理想の妻」(1890年)、「金髪の娘」(1893年)、「閉ざされた扉」(1914年)などがある。また、「イタリアの挿絵」誌を主宰するなど演劇批評家としても活躍した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報