マルス・クローバック条項

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マルス・クローバック条項

マルスラテン語で「悪い」の意味を持つ「malus(マルス)」が語源とみられる。「claw back(クローバック)」は「取り戻す」を意味する英語。マルス条項は未支給分の役員報酬を減額させる仕組み、クローバック条項は支給済みの報酬強制返還させる制度。経営戦略の失敗による巨大損失や業績下方修正役員不祥事が発生した際に適用する。2008年の金融危機以降、莫大ばくだいな報酬を得ていた大手企業の経営陣への批判が高まり、欧米で導入が進んだ。

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