マルティン・アンデルセンネクセ(その他表記)Martin Andersen Nexø

20世紀西洋人名事典 の解説

マルティン・アンデルセン ネクセ
Martin Andersen Nexø


1869 - 1954
デンマーク小説家
コペンハーゲン生まれ。
極貧石工の子として生まれ、国民高等学校卒業後教師をしていたが、身体をこわしてスペインで療養生活に入り、作品を書きはじめた。初期の作品は地方色が濃いが、次第に左翼思想が強く現れるようになり、「勝利者ペレ」(1906〜10年)で、プロレタリア作家として名前が知られるようになった。そのほかに「人の子ディッテ」(’17〜21年)、「野火の下で」(’35年)など、少年期の描きかたが巧みであった。晩年大作に「赤いモルテン」(’45年)がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

イチロー

[1973~ ]プロ野球選手。愛知の生まれ。本名、鈴木一朗。平成3年(1991)オリックスに入団。平成6年(1994)、当時のプロ野球新記録となる1シーズン210安打を放ち首位打者となる。平成13年(...

イチローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android