マンチネイア(その他表記)Mantineia

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マンチネイア」の意味・わかりやすい解説

マンチネイア
Mantineia

古代ギリシア,アルカディア地方の都市。現トリポリスの北方約 13kmに位置していた。テゲアとこの地方の覇権を絶えず争い,その対立スパルタに対抗するためのアルカディアの統一を妨げた。初期には一群村落にすぎなかったが,前 500年頃5つの村が集って1つの都市となった。ペルシア戦争後親スパルタとなり,ペロポネソス戦争前半にはこの立場を保持したが,前 450年頃成立した穏健な民主政のもとに強大化し,前 420年には反スパルタ勢力に加わった。前 418年スパルタはこの地で決定的な勝利を得,その後マンチネイア人はスパルタにより離散させられ,レウクトラの戦いののち再建されたが,弱小化した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む