マントル遷移層(読み)マントルせんいそう

最新 地学事典 「マントル遷移層」の解説

マントルせんいそう
マントル遷移層

mantle transtion zone

深さ400(410)kmより上の上部マントルと670(660)km以深の下部マントルの中間にある,地震波速度や密度の変化が大きいマントルの領域。下部マントル最上部約750~800kmの深さ付近までを指すこともある。400kmおよび670kmの地震学的不連続面は,マントルを構成するかんらん石の相転移により説明されるが,マントル遷移層のこのような地震波速度や密度の増加は,かんらん石以外の輝石とざくろ石成分の相転移により説明される。一方,D.L.Anderson et al.(1986)は,この領域では上部マントルに比べ後者の成分が多いと考え,この領域が上部マントルとは化学組成が異なるとするピクロジャイトモデルを提唱している。

執筆者:

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

1 多数の語を集録し、一定の順序に配列して一つの集合体として、個々の語の意味・用法、またはその示す内容について記したもの。語のほかに接辞や連語・諺なども収める。また、語の表記単位である文字、特に漢字を...

辞書の用語解説を読む