日本大百科全書(ニッポニカ) 「マンリハー」の意味・わかりやすい解説 マンリハーまんりはーFerdinand von Mannlicher(1848―1904) オーストリアの兵器技術者。マインツに生まれる。ウィーンで鉄道技師として働いたが、のちに帝国軍事技術委員会委員の一人として、武器製造会社に協力し、主として小型兵器の発明、改良にあたった。なかでも、1885年に発明した尾筒を弾倉として利用した後装式連発小銃や、1894年の連発拳銃(けんじゅう)は、命中率と発射速度に優れた画期的なもので、オーストリア、ドイツ、イタリア、オランダなどの各国の陸軍に採用され、後の銃にも大きな影響を与えた。[山崎俊雄][参照項目] | 拳銃 | 小銃 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例