20世紀西洋人名事典 「マーティンラミング」の解説
マーティン ラミング
Martin Ramming
1889 - ?
ドイツ(西ドイツ)の日本研究者。
ペテルブルグ生まれ。
当時、世界で唯一の東洋研究の専門学部があるペテルブルグ大学東洋研究学部で学び、とくに日本語、日本史を研究。1912年研究のため来日。さらに’17〜27年にわたり家族とともに滞日。大正デモクラシー運動に接し、関東大震災を経験する。’28年ベルリンに渡り、’29年よりベルリン大学東洋語教室で日本語を担当、’30年よりベルリンの日本研究所所長を務め、雑誌の編集に尽力、同研究所を世界的な日本研究機関にまで高めた。’44年日本学講座正教授。’58年退任。研究領域は、日露関係史、江戸時代の政治経済史のほか、日本語史、日本文学史。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報