ミシェルトゥルニエ(その他表記)Michel Tournier

現代外国人名録2016 「ミシェルトゥルニエ」の解説

ミシェル トゥルニエ
Michel Tournier

職業・肩書
作家

国籍
フランス

生年月日
1924年12月19日

出生地
パリ

学歴
ソルボンヌ大学(ギリシャ哲学)卒

資格
アカデミー・ゴンクール名誉会員〔2011年〕

勲章褒章
レジオン・ド・ヌール勲章オフィシエ章, フランス国家功労勲章コマンドール章

受賞
アカデミー・フランセーズ小説大賞〔1967年〕「フライデーあるいは太平洋冥界」,ゴンクール賞〔1970年〕「魔王」,ゲーテ賞〔1993年〕

経歴
子供の頃からドイツ文化に親しみ、1946〜49年テュービンゲン大学に留学し、ドイツ哲学を研究。その後、長く放送・出版関係の仕事にたずさわる。’67年43歳のとき初めての小説「フライデーあるいは太平洋の冥界」を発表。’70年「Le roi des Aulnes(魔王)」が寓話的手法による味わい深い作風で高い評価を受け、ゴンクール賞を獲得、作家としての地位を確立した。他の邦訳書小説「メテオール」(’75年)、エッセイ「聖霊の風」(’77年)、物語「オリエントの星の物語」、児童・青少年向け短編集「赤い小人」(’78年)、「七つの物語」(’84年)、「イデーの鏡」(’94年)などがある。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

20世紀西洋人名事典 「ミシェルトゥルニエ」の解説

ミシェル トゥルニエ
Michel Tournier


1924.12.19 -
フランスの小説家。
パリ生まれ。
チュービンゲン大学に留学し哲学を学び、さらにG.バシュラールの影響を受ける。1967年「フライデーあるいは太平洋の冥界」でアカデミー・フランセーズ小説大賞受賞、’70年長編小説「魔王」でゴンクール賞を受賞。神話民話童話、伝説などを借用し、現代の人間と文明の真の意味を問い直す独自の世界を拓く。又、児童向け作品や絵本にも意欲をみせ未開と文明、自然と文化の問題を取り上げる。他の作品に「ピエロあるいは夜の秘密」(’80年)など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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