みそみそ(読み)ミソミソ

デジタル大辞泉 「みそみそ」の意味・読み・例文・類語

みそ‐みそ

[副]
細かくくずれるさま。ぐしゃぐしゃ。
「あらゆる蛇、一口づつみて、―と噛みなして」〈沙石集・七〉
勢いなどが弱まって静かになるさま。ひっそり。
初め言葉に似もやらず―とこそなりにけれ」〈浄・信濃源氏

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「みそみそ」の意味・読み・例文・類語

みそ‐みそ

  1. 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある )
  2. 物が細かくくずれるさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「あらゆる虵(へみ)、一口づつかみて、みそみそとかみなして」(出典:米沢本沙石集(1283)九)
  3. 物事の勢いなどが弱まって静かになるさまを表わす語。弱弱しくくず折れるようなさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「みそみそとしてさてやみにけり」(出典:愚管抄(1220)六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android