改訂新版 世界大百科事典 「ミハエリス」の意味・わかりやすい解説 ミハエリスLeonor Michaelis生没年:1875-1949 ドイツ生れの生理化学者。ベルリン大学を卒業後,O.ヘルトウィヒのもとで初期発生学,P.エールリヒのもとで免疫学を研究。やがて基礎的な生物物理化学に転じ,酵素反応の水素イオン濃度と緩衝液の理論,測定など多くの業績をあげた。なかでも酵素反応の基質酵素複合体の理論(ミハエリス=メンテンの式)はとくに名高い。1922年来日し,名古屋の医学専門学校の生化学教授に赴任。26年J.ロイブの招きでアメリカに渡り,ジョンズ・ホプキンズ大学講師を経て,ロックフェラー研究所で研究した(1929-40)。執筆者:長野 敬 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by