酵素反応(読み)コウソハンノウ

化学辞典 第2版 「酵素反応」の解説

酵素反応
コウソハンノウ
enzyme reaction

酵素により触媒される反応.反応が起こるためには,反応に関与する分子(基質分子)が出合い,かつ反応部位どうしが接する必要がある.分子が衝突しても反応に関係のない部位での接触では反応は起こらない.これを克服するためには,熱を加えて分子の運動を盛んにして出合いの確率を高めるか(有機合成的),あるいは出合いの場を提供して出合いを容易にする(酵素的)必要がある.酵素の表面には,基質が反応部位どうしを接触するように,一定の向きにピタリとはまるくぼみが用意されており,反応の活性化エネルギーが低くなる結果,常温中性下でも容易に反応が進む.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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