ミミウイルス(読み)みみういるす

デジタル大辞泉 「ミミウイルス」の意味・読み・例文・類語

ミミウイルス(mimivirus)

アカントアメーバ宿主とする巨大なウイルス巨大核細胞質DNAウイルス一種。直径約750ナノメートルで、光学顕微鏡で観察できる。ゲノムの大きさは約120万塩基対で、約980個の遺伝子を持つ。1992年に英国単離され、当初細菌と考えられたが、2003年にフランスの研究者によりウイルスと同定。細菌に「似ている(mimic)」ことから、ミミウイルスと命名された。
[補説]さらに巨大なウイルスとして、2008年にママウイルス、2011年にメガウイルス、2013年にパンドラウイルスが発見されている。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ミミウイルス」の意味・わかりやすい解説

ミミウイルス
みみういるす

パンドラウイルス

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