ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ミーリー」の意味・わかりやすい解説
ミーリー
Mîrî
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…また,エヤーレトと中央政府との関係は全国一律ではなく,基本的には,ティマール制が適用されて中央政府の直接支配を受けた地域(アナトリア,バルカン,歴史的シリアの一部)と,エジプト,メソポタミア,アラビア半島,北アフリカのようにベイレルベイ,カプダン・パシャ(提督)あるいは土着の支配者(メッカのシャリーフ,東部アナトリアのトルコ系・クルド系遊牧民族長,ワラキア・モルドバの君侯など)を通じて,貢納金を支払うなどの間接的支配を受けるにとどまり,既存の社会組織をそのまま維持した地域とに分けられる。ティマール制のもとでは土地はすべて国有地(ミーリーmiri)とされ,軍事封土の保有者シパーヒーによる農民支配は,カーヌーンによって細かく規定されていた。また,非ムスリム諸民族の場合は,それぞれが属する宗教的共同体(ギリシア正教会,セルビア教会,ブルガリア教会,アルメニア教会,ユダヤ教会など)ごとの内部自治を認められた(ミッレト制)。…
※「ミーリー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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