改訂新版 世界大百科事典 「ムサワラットエススフラ」の意味・わかりやすい解説 ムサワラット・エス・スフラMusawarat es Sufra スーダン民主共和国のブタナButana砂漠にある遺跡。メロエの南西約100kmに位置する。宮殿を中心に神殿,官吏や神官の住居,厩,交易所,アレーナ(闘技場)などが取り巻き,メロエとならぶクシュ王国最大の遺跡である。1960年代に〈ライオン神殿〉が発掘され,灌漑設備などが新たに見いだされた。カンダケCandake,ナルダマクNaldamak,アマニテレAmanitereなど,ここを支配した女王の名前も知られている。執筆者:木村 重信 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by