ムジャリ岩(読み)ムジャリがん(その他表記)mugearite

岩石学辞典 「ムジャリ岩」の解説

ムジャリ岩

暗色細粒の結晶質岩石で,玄武岩との違いは,ラブラドライトの代りにオリゴクレースアノーソクレースがあり,粗面岩組織を示すことで区別される.オリゴクレース,アノーソスレース,橄欖(かんらん)石,オージャイト黒雲母からなる岩石.橄欖石はオージャイトよりも多い.オリゴクレース玄武岩の一種であって,アルカリ橄欖石玄武岩ハワイ岩と粗面岩の中間に位置し,ハワイ岩がアンデシンであるのに対して,ムジャリ岩ではオリゴクレースである[Harker : 1904].英国スコットランド,スカイ地方のムジャリ(Mugeary)の地名に因む.

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む