ムスピーリ(読み)むすぴーり(その他表記)Muspilli

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ムスピーリ」の意味・わかりやすい解説

ムスピーリ
むすぴーり
Muspilli

9世紀の初め、古高ドイツ語で書かれた作者不明の断片詩。北欧神話のムスペルは火の擬人化と考えられるが、ムスピーリは「世界の破滅」を意味している。頭韻で書かれた103行よりなるこの詩は、世界の破滅と最後の審判を扱っているが、とくに予言者エリアスがサタンと戦ってからくも勝利を収めるが、負った傷から血が地上に滴って燃え上がり、それが世界の破滅をもたらすところは迫力がある。

[谷口幸男]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

菊の節供,九月節供,重九 (ちょうく) ともいう。五節供の一つ。旧暦9月9日の節供で,奈良時代より,宮中では天皇が紫宸殿に出御し,群臣に宴を賜わり詩歌文章をつくらせる菊花の宴が行われ,年中行事となった...

重陽の用語解説を読む