…以後,30年間に40本の〈天狗映画〉に出演。もう一つの当り役とされたのが《右門一番手柄》(1929)を第1作とする〈むっつり右門〉こと〈右門捕物帖〉シリーズで,25年間に35本。この二大シリーズをおもしろくし,さらにもう一つの小シリーズ〈なりひら(業平)小僧〉を生み出したのは,28年に設立された寛寿郎プロに,マキノプロからシナリオ・ライターとして移ってきた山中貞雄であった。…
※「むっつり右門」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...