ムンク=ペーターセン(その他表記)Munch-Petersen, Gustaf

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ムンク=ペーターセン」の意味・わかりやすい解説

ムンク=ペーターセン
Munch-Petersen, Gustaf

[生]1912
[没]1938
デンマークの詩人。コペンハーゲン大学教授の子として生れ,彼自身も大学に学んだが,1930年に突然学業を捨ててヨーロッパを巡歴したのち,ボルンホルム島に住みつき,絵や詩を書きながら漁師として暮した。処女詩集『裸の人間』 Det nøgne menneske (1932) ,続いて『最低の国』 Det underste land (33) ,『エルサレムに向って』 Mod Jerusalem (34) を出したが,『19編の詩』 Nitten digte (37) では芸術への献身よりも社会の不正に抗する政治的行動をたたえた。スペイン内乱に際して国際義勇軍に加わって戦死死後『詩選集』 Udvalgte digte (38) が出た。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む