メタボルタ石(読み)メタボルタせき

最新 地学事典 「メタボルタ石」の解説

メタボルタせき
メタボルタ石

metavoltine

化学組成K2Na6Fe2+Fe63+(SO4)12O2・18H2Oの鉱物。三方晶系,空間群P3,格子定数a0.9575nm, c1.817, 単位格子中1分子含む。六角形の外形をもつ微細な板状結晶,ふつう鱗片状,粒状集合。黄褐~緑褐~橙褐色,半透明,樹脂光沢。劈開{0001}に完全。硬度2.5,比重2.4~2.5。薄片では黄~黄褐色,屈折率ω1.588~1.595, ε1.573~1.581,一軸性負。水に一部可溶。鉄の硫化物の酸化によって生成され,クラウサイト・コキンボ石(coquimbite)・明ばん石・ボルタ石などに伴う。日本では鹿児島県伊佐市菱刈菱刈鉱山から産出。最初にボルタ石と一緒に産したのでmeta(ここではwithの意味)をvoltineにつけて命名。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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