最新 地学事典 「メタ砒銅ウラン石」の解説
メタひどうウランせき
メタ砒銅ウラン石
metazeunerite
化学組成Cu(UO2)2(AsO4)2・8H2Oの鉱物。正方晶系,空間群P42/n,格子定数a0.710nm, c1.742,単位格子中2分子含む。四角板状結晶,ときに錐状結晶。その他雲母状,葉片状の集合体。淡緑~緑色,透明ないし半透明,ガラス光沢ないし真珠光沢。劈開{001}に完全,{100}に明瞭。硬度2~2.5,比重3.64~3.79。薄片では無~草緑色の多色性あり。屈折率ω1.650,ε1.626。紫外線ランプで弱い黄緑色の蛍光を発する。含砒素鉱物を伴うウラン鉱床の酸化帯にウランの二次鉱物とともに産する。砒銅ウラン石と外観は酷似し,それが容易に脱水してメタ型に変わる。日本では,岡山県倉敷市三吉鉱山から産したことがある。砒銅ウラン石は結晶水が10~16。名称は,砒銅ウラン石のメタ型の意味。
執筆者:坂巻 幸雄・松原 聰
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

