化学辞典 第2版 「メチルナフタレン」の解説
メチルナフタレン
メチルナフタレン
methylnaphthalene
C11H10(142.20).メチル基の位置により2種類の異性体がある.【Ⅰ】1-メチルナフタレン:石炭タールまたは石油改質油中に含まれ,また1-ブロモナフタレンからも容易に合成される.融点-22 ℃,沸点245 ℃.1.0163.1.6149の液体で,アルコールやエーテルとまざる.λmax 224,261,305,311,319 nm(log ε 4.89,3.68,2.65,2.46,2.62).【Ⅱ】2-メチルナフタレン:ナフタレンの塩化メチルによる気相メチル化反応により得られる.融点37~38 ℃,沸点241~242 ℃.0.9939.λmax 224,261,305,311,319 nm(log ε 4.89,3.68,2.65,2.46,2.62).
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報