ウィルクス・ランド(読み)うぃるくすらんど(英語表記)Wilkes Land

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ウィルクス・ランド」の意味・わかりやすい解説

ウィルクス・ランド
うぃるくすらんど
Wilkes Land

南極大陸中の大きな陸地で、東経100~142度に及ぶ。1838~42年に、アメリカのチャールズ・ウィルクスは南太平洋から南極探検を行い、南極が大陸であることを証明した。命名は彼の名にちなむ。海岸はほぼ南緯66.5度に沿っている。西のバンガー・オアシスポーランドの夏基地、東経110度にオーストラリアのケーシー基地、東経140度にフランスの基地がある。

[楠 宏]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ウィルクス・ランド」の意味・わかりやすい解説

ウィルクスランド
Wilkes Land

南極大陸のインド洋側,東経 102°~142°20′の範囲地域。 1838~42年のアメリカ南極探検隊の隊長 C.ウィルクスを記念して命名。沿岸部は東からアデリー,クレーリー,バンゼア,サブリナ,バッド,ノックスの各海岸に区分されている。東端のアデリー海岸沖には南磁極が位置する。

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