メフェネシン(その他表記)mephenesin

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「メフェネシン」の意味・わかりやすい解説

メフェネシン
mephenesin

筋弛緩剤一種。無色無臭の結晶性粉末で水に可溶クラーレと異なり,主として中脳,脳幹ならびに脊髄に作用し,筋緊張や筋のけいれんを緩解する。アテトーゼパーキンソン症候群リウマチアルコールおよびストリキニーネ中毒などに用いる。 1946年イギリスの F.バーガーと W.ブラドレーが発見,創成し,47年 F.マリンソンが筋弛緩の臨床実験に成功,マイアネシンの名で商品化された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のメフェネシンの言及

【筋弛緩薬】より

…(化学式)(2)中枢性筋弛緩薬 骨格筋の緊張を支配している中枢神経機構に選択的に作用して,筋弛緩を現す薬物を中枢性筋弛緩薬という。1946年にメフェネシンが開発されたときが中枢性筋弛緩薬の始まりで,その後種々の筋弛緩薬が開発された。日本では,メフェネシンは副作用の点で使われなくなったが,下記の薬物が筋肉の異常緊張の治療に用いられている。…

※「メフェネシン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

日本の株式の水準を示す、東京証券取引所第1部225銘柄の平均株価。単位は円。構成銘柄は時価総額の分布の変化などにより、適宜入れ替えられている。現在の形になったのは1985年5月からである。ダウ・ジョー...

日経平均株価の用語解説を読む