コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

筋緊張 きんきんちょうmuscle tone

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

筋緊張
きんきんちょう
muscle tone

筋肉の示す持続的な張力をいう。積極的な収縮を伴うものと,静止張力によるものとがある。筋肉の収縮は,一般に収縮したままになった状態,すなわち強縮である。骨格筋の筋緊張という場合には,姿勢保持などの目的で筋肉が収縮状態を持続しているものをいう。たとえば,肛門括約筋などは常時緊張を保っている。これに対して,内臓の平滑筋は刺激による収縮のほかに,刺激がなくても筋肉自体の静止張力によって緊張を保つことができる。この場合は筋肉に活動電位が発生しないので,容易に疲労しないのが特徴である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典 第2版の解説

きんきんちょう【筋緊張 muscle tone】

筋肉の中程度の強さの持続的収縮状態をいう。動物の体の姿勢の保持や,消化管,血管などの適度の収縮状態の維持などは筋緊張によるものである。筋緊張には,筋肉を支配する神経のはたらきによる神経原性のものと,筋肉自体の活動による筋原性のものとがある。
[骨格筋の筋緊張]
 脊椎動物や節足動物などの骨格筋の緊張は神経原性である。温血動物の骨格筋の場合,筋緊張はもっぱら遅筋(または赤筋)によっておこなわれ,身体の速い運動は速筋(または白筋)によっておこなわれる。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

筋緊張の関連キーワード筋緊張性(強直性)ジストロフィー先天性筋緊張性ジストロフィークロイツフェルト・ヤコブ病クロイツフェルト=ヤコブ病プラダー‐ウィリー症候群レッシュ‐ナイハン症候群悪性過高熱(悪性高熱症)先天性筋ジストロフィー筋強直性ジストロフィープラダー特発性高カルシウム血バイオフィードバックベネディクト症候群アプガーの採点法先天性ミオパチーおもな神経筋疾患クロルゾキサゾン錐体外路症候群進行性筋萎縮症メフェネシン

今日のキーワード

硫黄山(いおうやま)

標高1317メートルの活火山で、火口は登山者に人気のある韓国(からくに)岳(1700メートル)の登山道沿いにある。硫黄の結晶が鉱山で採れたため、硫黄山と呼ばれるようになったという。直近の噴火は1768...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

筋緊張の関連情報