最新 地学事典 「メラノフローグ石」の解説
メラノフローグせき
メラノフローグ石
melanophlogite
有機物を含むSiO2, C2H17O5・Si46O92,あるいは46SiO2・6(N2, CO2)・2(CH4, N2)の鉱物。正方晶系(擬立方晶系),空間群P42/nbc,格子定数a2.679nm, c1.3395,単位格子中4分子含む。立方体結晶,あるいは粒状集合が皮殻をなす。無~淡黄~濃赤褐色,変質すると白濁。透明~半透明,ガラス光沢。劈開なく,もろい。硬度6.5~7,比重2.01~2.05。薄片では無色,ほとんど光学的等方性で,屈折率n1.425。イタリアSicilyでは自然硫黄の結晶に伴って産し,チェコBohemiaでは,変成した黄鉄鉱-菱マンガン鉱鉱床中の脈の空隙に産する。日本では千葉県木更津市畑沢の凝灰質砂岩の割れ目にオパールを伴って産出。名称は吹管で熱すると黒くなるので,「燃えて黒化する」という意味のギリシア語に由来。
執筆者:松原 聰
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

