日本大百科全書(ニッポニカ) 「メリノー」の意味・わかりやすい解説 メリノーめりのーMerino 哺乳(ほにゅう)綱偶蹄(ぐうてい)目ウシ科の動物。家畜ヒツジの毛用品種の1系統で、スペイン原産のスパニッシュメリノーを基礎として世界各国で改良された。多くのメリノー系の品種が作出され、フランスのランブイエメリノー、オーストラリアのオーストラリアンメリノー、アメリカのディレインメリノーなどの各品種がよく知られている。良質の毛をもつ小形の品種系で、雄のみ螺旋(らせん)角がある。群居性が強く放牧に適し、湿度を嫌い、乾燥した土地を好む。[西田恂子][参照項目] | ヒツジ 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
百科事典マイペディア 「メリノー」の意味・わかりやすい解説 メリノー[種]【メリノー】 ヒツジの一品種。代表的な毛用種。スパニッシュ・メリノーはスペイン原産で他のメリノー種の基になった。アメリカン・ランブイエ,オーストラリアン・メリノーなどが有名。前者の産毛量は雄で6.5〜11kg,雌で4.5〜8kg,羊毛は一般に細美で高級毛織物の原料とされる。→関連項目コリデール[種]|ヒツジ(羊)|ムートン 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報