もがり小路(読み)もがりこうじ

日本歴史地名大系 「もがり小路」の解説

もがり小路
もがりこうじ

街路の一つ。慶長一六年(一六一一)の古府中再検地帳(県立図書館蔵)に「もかり小路」とみえる。もがり(虎落)は竹を筋違いに組合せ、縄で結い固めた柵の意。躑躅が崎つつじがさき西にし曲輪・味噌みそ曲輪の西縁に沿って北に延びる城下町の南北基幹街路に比定されることから、この通りに沿って館防備を目的とした柵が設けられていたと考えられる。貞享三年(一六八六)の御直図(武田神社蔵)には、街路の西に「小山田大学ヤシキアト」「字土屋敷田」、東に「武田逍遥軒ヤシキアト」と記され、現在も逍軒屋敷しようけんやしき土屋敷つちやしきの小字が残ることなどから、沿線に重臣屋敷が配されたものと推定される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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