普及版 字通 の解説
15画
[字訓] しずか・だまる
[字形] 形声
声符は(黒)(こく)。に默(黙)(もく)・(墨)(ぼく)の声がある。〔玉〕に「默と同じ」とあり、默の異文とみてよい。〔韓非子、六反〕〔晏子、諫上十二〕に、を黙の意に用いている。〔華厳経音義、下〕に「靜かなり」とあり、別に欺く、(しわぶ)くなどの用義がある。
[訓義]
1. しずか。
2. だまる、口つむぐ。
3. あざむく。
4. しわぶく。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 モダ/默・ モダス・クラシ・シヅカナリ・サウサシ 〔立〕 クロシ・モダス・クラシ・モダシテ・ヒソメテ・ツツシム・ヒソカニ・モノイハズ
[熟語]
会▶・観▶・記▶・契▶・而▶・爾▶・識▶・誦▶・然▶・泯▶・▶・喩▶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報