ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「モスコプス」の意味・わかりやすい解説 モスコプスMoschops ペルム紀中期の南アフリカに生息していた爬虫類獣形目に属する哺乳類型爬虫類の一属。四脚歩行の草食動物で,体長約 2.6m。背中はキリンのように,首から尾にかけて傾斜している。四肢は太く重く,足の幅は広い。砂漠の川辺近くにすんでいて,植物を食べていたと考えられる。頭骨は,前後に短く丈が高く,歯は分化せず,杭のような形をしている。モスコプスは,ギリシア語で「子牛の顔」の意。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by