もだくだ(読み)モダクダ

デジタル大辞泉 「もだくだ」の意味・読み・例文・類語

もだ‐くだ

思い悩んでさっぱりしない気持ち。
「胸のうやもや、―を、払うも払わぬも」〈二葉亭浮雲

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「もだくだ」の意味・読み・例文・類語

もだ‐くだ

  1. [ 1 ] 〘 副詞 〙もだもだ[ 一 ]
    1. [初出の実例]「自脈取やら、もだくだと居姿崩れてわけもなし」(出典:浄瑠璃・十二段(1698頃)三)
  2. [ 2 ] 〘 名詞 〙 心のわだかまり。煩悶
    1. [初出の実例]「人目の関守に胸の悶苦(モダクダ)を物やと尤(とがめ)られ、まだきうき名をかこち」(出典談義本・艷道通鑑(1715)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

排他的経済水域

略称 EEZ。沿岸国が水産資源や海底鉱物資源などについて排他的管轄権を行使しうる水域。領海を越えてこれに接続する区域で,領海基線から 200カイリの範囲をいう。沿岸国は,水中ならびに海底と地下の天然資...

排他的経済水域の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android