煩悶(読み)ハンモン

デジタル大辞泉 「煩悶」の意味・読み・例文・類語

はん‐もん【煩×悶】

[名](スル)いろいろ悩み苦しむこと。苦しみもだえること。「独りで煩悶する」
[類語]悩む苦しむわずらもだえる思い煩う思い迷う思い乱れる苦悩する懊悩おうのうする憂悶ゆうもんする苦悶くもんする苦慮する頭を痛める頭を悩ます思い詰める

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精選版 日本国語大辞典 「煩悶」の意味・読み・例文・類語

はん‐もん【煩悶】

  1. 〘 名詞 〙 いろいろと思いわずらうこと。もだえ苦しむこと。懊悩(おうのう)
    1. [初出の実例]「吹尽炎塵暑月。人心煩悶已成空」(出典:東帰集(1364頃)又和)
    2. 「酒後焼酒をのむべからず。或一時に合(あはせ)のめば、筋骨ゆるくし煩悶(ハンモン)す」(出典:養生訓(1713)四)
    3. [その他の文献]〔白居易‐題新昌所居詩〕

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普及版 字通 「煩悶」の読み・字形・画数・意味

【煩悶】はんもん

もだえる。

字通「煩」の項目を見る

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