ものかも

精選版 日本国語大辞典 「ものかも」の意味・読み・例文・類語

もの‐かも

連語〙 (名詞「もの」に係助詞「か」「も」の付いたもの) 文末にあって活用語連体形を受ける。
① 軽い疑問の気持をこめた詠嘆を表わす。
万葉(8C後)四・五一七「神木にも手は触るといふをうつたへに人妻といへば触れぬ物可聞(ものカモ)
反語の意を表わす。
※万葉(8C後)一二・三一一〇「人言の繁くしあらば君も吾れも絶えむと言ひて逢ひし物鴨(ものかも)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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