モハッラム祭(読み)モハッラムさい(その他表記)Muḥarram

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「モハッラム祭」の意味・わかりやすい解説

モハッラム祭
モハッラムさい
Muḥarram

イスラム暦の第1月に行われるシーア派祭り。イスラム暦 61年モハッラム月 10日 (西暦 680.10.10) ,ムハンマドの女婿アリーの息子フサインがカルバラーの野で殉教したことを記念し,イスラム教シーア派ではこの月の初めから 10日まで痛悔苦行を行い,カルバラーの悲劇をしのび,受難劇 (タージエ) や服喪行列をする。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android