モラーダバード(読み)もらーだばーど(英語表記)Moradabad

日本大百科全書(ニッポニカ) 「モラーダバード」の意味・わかりやすい解説

モラーダバード
もらーだばーど
Moradabad

インド北部、ウッタル・プラデシュ州中北部の都市。人口64万1240(2001)。デリーの東約150キロメートルに位置する。1625年ラスタム・カーンが創建したといわれ、いまも彼が建てたといわれるジャマー・マスジット回教寺院が残っている。植民地時代にはインド北西州の中心地となり、インドの大反乱(1857)では一拠点となった。農産物集散地で、綿織物、金属器(真鍮(しんちゅう))製造が知られる。

[中山晴美]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

お手玉

世界各地で古くから行われている遊戯の一つ。日本では,小豆,米,じゅず玉などを小袋に詰め,5~7個の袋を組として,これらを連続して空中に投げ上げ,落さないように両手または片手で取りさばき,投げ玉の数や継...

お手玉の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android