モルタル構造(読み)モルタルこうぞう(その他表記)mortar texture

岩石学辞典 「モルタル構造」の解説

モルタル構造

初めトルンボームがMurbruks strukturとしたものを[Törnbohm : 1881],コーエンがMöertelstructur(モルタル構造,ドイツ語)と訳した組織[Cohen : 1881],花崗岩や片麻岩が動力変成作用を受けて形成される.破砕岩の組織で石英長石の不規則な大きな砕残偽斑晶(porphyroclast)が多量にあり,残存物(relic)が同じ鉱物の再結晶した細粒の亜結晶粒(subgrain)や新しい結晶粒によって周囲を取り巻かれ,モルタルの中に石が埋まったような構造となる.現在では,この組織は岩石組成系列などとは関係なく記載に使われている.

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む