最新 地学事典 「亜結晶粒」の解説
あけっしょうりゅう
亜結晶粒
subgrain
再結晶を伴わない焼きなましの過程にある回復の段階で,転位の再配列によって安定な転位網がつくられる。この過程をポリゴニゼーション(polygonization),この転位網を亜粒界(subboundary, subgrain boundary)と呼ぶ。亜粒界で囲まれた部分が亜結晶粒である。亜粒界の両側の格子は,その方位がわずか数度ずれた小角度粒界(small-angle boundary)をなしている。また,刃状転位(edge dislocation)が平行に並んでつくる境界は小傾角境界(tilt boundary)と呼ばれている。
執筆者:高木 秀雄
参照項目:回復
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

