亜結晶粒(読み)あけっしょうりゅう(その他表記)subgrain

最新 地学事典 「亜結晶粒」の解説

あけっしょうりゅう
亜結晶粒

subgrain

再結晶を伴わない焼きなましの過程にある回復の段階で,転位の再配列によって安定な転位網がつくられる。この過程をポリゴニゼーション(polygonization),この転位網を亜粒界(subboundary, subgrain boundary)と呼ぶ。亜粒界で囲まれた部分が亜結晶粒である。亜粒界の両側格子は,その方位がわずか数度ずれた小角度粒界(small-angle boundary)をなしている。また,刃状転位edge dislocation)が平行に並んでつくる境界小傾角境界(tilt boundary)と呼ばれている。

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参照項目:回復

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関連語 高木

岩石学辞典 「亜結晶粒」の解説

亜結晶粒

結晶を伴わない結晶の焼きなまし過程で,転位の再配列により安定な転位網が作られる.この転位網を亜粒界(subgrain boundary)といい,亜粒界に囲まれた部分が亜結晶粒である[地学団体研究会 : 1996].変形した岩石に発達するもので,もとの結晶粒に対して数度の傾きで方位が異なる.これらは通常の光学顕微鏡で親結晶とわずかに異なった消光方位によって見分けることができるが,明瞭な境界を欠いている.亜結晶粒は応力がなく回復の過程で形成されたものである[Barker : 1990].

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

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